私の子どもたちはもう成人して自分の道を歩んでいます。
いま子育て期を振り返ってみて確実に思うことは
「子どもたちがいなかったら、私の人生は全く違うものになっていた」
ということです。
教育という仕事にもついていなかったでしょうし
子育てや教育を通じて知り合った
多くの人との出会いもなかったでしょう。
日本に帰っていたかもしれません。
「子育て」や「教育」に関わっていなくても
「私」はきっとどこかで暮らし、何か他のことをしていることと思いますが
その「私」がいったいどんな人なのかは、全く見当もつきません。
「子どもたちのために」と思ってしてきた選択のすべてが
実は「自分が自分の人生を自分らしく生きるため」の選択だったことを
今しみじみと感じています。
「子どもを授かる」というのは
「私たちを超えた大きな力の介入によって、新しい人生が幕を開ける」
ということ。
子育て真っ只中のお母さんたち
子どものために、ご自分の人生を「犠牲」にしていませんか?
子どもたちのために
ご自分を人生の「脇役」にしていませんか?
けれども実際はその反対で…。
子どもたちは
お母さんの人生をより豊かにするために
お母さんが本来の使命へと向かえるように
お母さんが本当の意味で
ご自分の人生を全うできるために送られてきた
「天界からの贈り物」です。
子どもを育てるということは
人生の「脇役」を演じることではありません。
子どもたちは
「お母さんが今までよりも、もっと大きな「主役」を演じるために
はるばるやって来た」
のです。
お母さんが(子どもを含めた)ご自分の人生を
すっぽりと受け入れ
新しい自分を発見し、開拓し、光り輝いていく…。
そんなお母さんの「光」に照らされて
子どもたちもそれぞれ自分の「光」を見つけていくことができるでしょう。
あせることはありません。
一歩ずつをかみしめるように、ご自分の人生を生きてください。
心から応援しています。