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光の子育て
生きる力のたっぷりな子になーれ!
お母さんの光

「自由」について

「自由」って一体なんでしょう?

 

自分の好きなものを選んで食べられる、着られる、持てる…。

自分の好きな人と、好きな場所で好きな仕事をして好きなように生きられる…。

反対に、したくないことはしなくていい。嫌いな人とは付き合わなくていい。

周囲の期待や社会の「べき」でしばられない「自由」。

人はそういう「自由」を求めてやみません。

 

子どもにも「好き」なことを選択して

「好き」なように生きていけるようになってほしいと

親であれば自然に願うのではないでしょうか。

 

けれども人の気持ちは移ろいやすいもの。

「大好き」だったけど付き合っていくうちに「大嫌い」になるとか

流行ってた時には素敵に見えたものが、時が経ってみたらダサく思えるとか

「好き」と思って始めた仕事が、実はやってみたらつまらなくてすぐに辞めたくなるとか

そういった経験は誰にでもあるでしょう。

 

「好き」と「嫌い」は振り子のように行ったり来たりするものです。

時代とともに、年齢とともに価値観は変わります。

絶えず移ろっていく気持ちを指針にして、人生のあらゆることの決定をしていったら

私たちはどこにたどり着くのでしょうか。

 

「自由」を求めてやまない人が増えている中

真の「自由」について考えていく必要があるのではないかと思います。

 

社会的な「自由」を手にするために

有名な学校を目指して幼児期から始まる知育や受験。

「成功」のエスカレーターに乗るために

「自分」をすっかり置き去りにすることを強いられる子供達。

自分の「好き」なことをしていても

人に迷惑をかけていたり、親や社会に依存していたり

「責任」が取れない若者たち。

上手に周囲と折り合いをつけて

社会に貢献していても

内側がストレス、不満、嫌悪、疑惑、恐怖でいっぱいな社会人たち。

高い学歴を持っていても

競争の中で優しさや思いやりが育たず

世の中への興味を失って

人生の目的も見えずに閉じこもっていく。

無気力、無感動な青少年たち。

人と自分を比べて優位に立てた時だけ感じられる満足感や優越感。

そのために人を蹴落としたり、批判を下したり、仲間はずれにしたり。

それを「自由」とはき違えている人達。

 

「自由」を求める行動が、逆に自分を縛っていく…。

これはどうしたことでしょう。

 

人の「自由」は一体どこにあるのでしょう。

私たちは「自由」を手にすることができるのでしょうか?

 

私はこの疑問とずっと向き合ってきました。

そして今この歳になって、色々失敗も繰り返す中から

ようやくその答えが見えてきたように思えます。

 

真の「自由」は

内側と外側の世界のバランスが取れて

初めて手に入るものです。

 

人生を切り開いていくために必要な

気力、体力、智力と技術が備わり

自分の果たす役割が

人とのつながりの中で

社会の中で意味を持って活かされていく。

そんな時に人は「自由」だと言えるのではないでしょうか?

 

「自由」は…

「嫌い」なことを避けることで得られるのではなく

「嫌い」や「苦手」を包み込み、乗り越えることで得られていく。

 

「嫌い」だった野菜が食べられるようになる。

「苦手」だった人と話せるようになる。

 

そんな小さな克服が、私たちを少しずつ「自由」にしくれます。

 

そうやって

過去の自分を克服していくことで

私たちは少しずつ解放され

「自由」というものに近づいていくのではないでしょうか。

 

真に「自由」な人は…。

年齢と経験を重ねるごとに道がひらけてくる。

働けば働くほど:

元気になっていく。

こころと身体が満たされていく。

周囲との波長があっていく。

人がついてくる。

 

1日の終わりには、眠れば解消する心地のいい疲労感。

外の世界と自分の内側がピッタリと合い

どんな環境にあっても

たとえ挑戦がやってきても

こころはリラックスしていて

日々に「生きがい」を感じられる。

 

自分の行動が家族や社会を癒し、豊かにし、幸せにする。

自分の周りで人がつながっていく。

 

こどもたちも、そんな「自由」な人生を生きてほしい。

人がそれぞれの形でそれぞれの「自由」を生きれる社会を

子どもたちのために残したい。

真の「教育」には「自由」に対する願いが込められています。

 

「自由」を手にした人は

「愛」と「光」と「感謝のこころ」に満ちています。

ABOUT ME
内山千晶
オレゴン州ポートランドのシュタイナー学校で、小・中学生に23年間日本語を教えました。今は校長として、ポートランドワルドルフ学校で幼児から高校までの生徒たちだだけでなく、親御さんや先生方、学校、地域、そして米国ワルドルフ教育全体のサポートをしています。 ポートランドワルドルフ学校教頭。 アンティオック大学教育学部博士課程。 アンティオック大学教育学修士。 上級ワルドルフ教師のための治療教育課程修了。 北米ワルドルフ学校協会、学校代表。 北米ワルドルフ学校日本語教師のための研修主催者 人智学精神科学・教育学部門・天文学部門会員。 空間ダイナミックコース終了。 星智学のワークショップ、研修主催。 星智学リーディング。

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