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光の子育て
生きる力のたっぷりな子になーれ!
わたしを生きる

「わたし」はだれ?

「わたし探し」という言葉が流行ったことがありました。

子どもの頃は「大人」になれば自分が誰だかがわかるようになるんだろうと

漠然と信じていたように思います。

それなのに…

「いくつ」になってみても、

「大人」になってみても、

「妻」になってみても、

「親」になってみても、

「職業」を持って肩書きを身につけてみても、

「わたし」というものがくっきりと形を見せるわけではないということが

歳をとってようやくはっきりしてきたように思います。

「わたし」って一体誰なんでしょう?

胎児学のJaap Van der Wal医師は講義の中でこんなことを言っていました。

「ライオンはライオンの形態と特徴を持って生まれライオンとして生きていく。魚は魚として生まれ、魚としての生涯を遂げていく。どちらも途中でネズミに変わることは決してない。それとは対照的に人間は、そのひとがどのような人生を生きていくのか、また誰になっていくのか生まれた時には誰にもわからない。ヒトが誰であるかはその人の人生が幕を閉じる時までわからない。」

「人間には動物のように毛皮も、キバも、羽も、ひれも、持っていない。」

「人間は動物がそれらを発達させる以前の、すべての生き物の『胎児のかたち』をしている。」

「人間が持っているのはただ『可能性』だけである。」

「ベートーヴェンもレオナルドダヴィンチも生まれた時には裸の赤ん坊だった。『ベートーヴェン』や『レオナルドダヴィンチ』になろうと思って生きたわけでもない。彼らはそれぞれの運命を受け入れ、向き合った人生の結果として『ベートーベン』、『レオナルドダヴィンチ』になったのである。」

この話はわたしのこころの中にはっきりとした意識をもたらしました。

「人間」と「わたし」の「謎」がゆるゆると溶け

それまで「『だれか』にならなくては」と焦っていた自分にキッパリとけじめがついて、

肩の力がスッと抜けたのを覚えています。

 

「わたし」はすべての可能性の真ん中に座っている。

「わたし」という存在はなにかになる以前の状態。

「わたし」は「結果」ではなくて終わりのない「過程」である。

「わたし」は何も持っていない。「だれ」でもない。

それが一番自然な「わたし」。

 

「だれか」にならなくても、

何もなくても「そのままで」いい。

そうは言っても…。

「だれでもない自分」をそのままで「よし」とするのには勇気が要りますね。

 

後ろめたさで押し潰されそうになったり…。

自己嫌悪が強くなったり…。

敗北感が生まれたり…。

今まで張り詰めていた糸が切れたように脱力感がやってきたり…。

方向性を見失って途方に暮れたり…。

突然病が慢性化したり…。

生きる意味が見えなくなったり…。

 

そんな「最も人間らしい部分」の「わたし」を全部ひっくるめて

「それでいい」と思えたら

きっとそれが本当の「わたし」の始まり。

 

「べき」で縛られていた内側の締め付けが取れてラクになったら…。

今まで見えなかったものが見えてくる。

今まで聞こえなかったことが聞こえてくるようにもなる。

自分にとって本当に何が大切で、何が大切ではないかもわかるようになる。

「社会」や「だれか」や「世間体」のためではない、「わたし」のための人生が始まる。

 

自然に、ひとに、世の中に、また自分に対する新しい興味が生まれて

学びたいこと、伝えたいこと、関わりを持ちたいことが

自分の中にゆっくりと育ち始める。

 

何もないところからスタートすれば

何を失うこともない

何を怖がることもない

ダメでもともと。

 

見栄やプライドで固まっていた「自分」が溶けて

こころの声に従って

「正しいこと」を

「誰のため」でもない

「わたし」のためにできる「自由」が生まれる…。

「わたし」のために気持ちの良いことをしてください。

「わたし」のために静かに存在しているものと、こころを通わせてください。

「わたし」の時間を楽しんで大切にしてください。

「わたし」のやり方で仕事を進めてください。

「わたし」が満たされるように、人に優しくしてあげてください。

「わたし」に正直になれるように、頼まれたことを「きちんと断る」練習をしてください。

「わたし」が興味を持ったもの、知りたいと思ったことに時間を使ってあげてください。

「わたし」に降りてきた思考や夢や、ヴィジョンを後回しにしないでください。

「わたし」が呼吸できる空間をつくってください。

 

今まで埋もれていた「わたし」が見つけ出されて輝き始めます。

 

「わたし」はもう探さなくてもいいんです。

いつでもそこに「ある」んですから。

 

 

 

 

 

ABOUT ME
内山千晶
オレゴン州ポートランドのシュタイナー学校で、小・中学生に20年間日本語を教えてきました。今は教頭として、ポートランドの子どもたちだだけでなく、親御さんや先生方、学校、地域、そして米国ワルドルフ教育全体のサポートをしています。 シダーウッドワルドルフ学校教頭。 アンティオック大学教育部修士課程。 上級ワルドルフ教師のための治療教育課程。 北米ワルドルフ学校協会、学校代表。 北米ワルドルフ学校日本語教師のための研修主催者 人智学精神科学・教育学部門・天文学部門会員。 空間ダイナミックコース終了。 星智学のワークショップ、研修主催。 星智学リーディング。

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