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光の子育て
生きる力のたっぷりな子になーれ!
中学・高校生の光

「現在形」と「未来形」の魔法?

中学生と口論になったら勝ち目がありません。

とんでもないことを言って食ってかかってきますから。

母:「やったでしょ?」

子:「やらないよ!」

 

母:「言ったでしょ?」

子:「聞いてない!」

 

母:「約束したじゃない」

子:「えっ?そうだっけ?覚えてない」

 

母:「もう、あてにならないんだから…。」

子:「本当に知らないってば。やってないし。聞いてない。

お母さんの方がやばいんじゃない?記憶。」

母:「……。」

このころの子どもは、起きてしまったことに何を言っても

まるで効き目なし。

こちらがイライラするだけで

結局はなんの解決も生まない…。

 

そこで提案です。

過去形を使うことを極力控え

現在形未来形で指導する。

過去に生きがちな大人とは対照的に

思春期を迎えた若者は現在未来に生きているので

過去のことを言ってもピンと来ません。

 

口論や会話の行き違いの原因の多くは

「意見の違い」や「見解の違い」ではなく

住んでる時限の違い」からくるものです。

何か正さなければいけないことが起きた時

起きてしまったことを責めるのではなく

  1. その「現状」を伝える。(現在形
  2. そして「次に同じことが起こらないために何ができるか」を話し合います。(未来形

例えば:

「約束を忘れて友達を怒らせてしまった。」(過去形)時には

「約束を忘れたために友達が怒っている。」(現在形)ことを認めさせます。

 

そこから

「今から電話して謝ろう。」(未来形

「次から忘れないために約束表を作って壁に貼ろう。」(未来形

 

という形で導いてあげると

子どもは素直に従うことができます。

この年代の若者は

言葉や態度に表さなくても

間違いを犯したことはこころの中で感じているものです。

 

そこをあえて責められたり、くどくどお説教されることを繰り返しているうちに

大人に対する信用を失ってしまった若者達を

私はたくさん見てきました。

 

「現在形」と「過去形」の教えは

繊細な若者の気持ちを汲んだ、優しさのこもった教えです。

間違いを許す、慈悲の気持ちの表れです。

 

若者はその慈悲の気持ちに導かれて

再び「光」を放ち始めます。

 

 

 

 

 

ABOUT ME
内山千晶
オレゴン州ポートランドのシュタイナー学校で、小・中学生に23年間日本語を教えました。今は校長として、ポートランドワルドルフ学校で幼児から高校までの生徒たちだだけでなく、親御さんや先生方、学校、地域、そして米国ワルドルフ教育全体のサポートをしています。 ポートランドワルドルフ学校教頭。 アンティオック大学教育学部博士課程。 アンティオック大学教育学修士。 上級ワルドルフ教師のための治療教育課程修了。 北米ワルドルフ学校協会、学校代表。 北米ワルドルフ学校日本語教師のための研修主催者 人智学精神科学・教育学部門・天文学部門会員。 空間ダイナミックコース終了。 星智学のワークショップ、研修主催。 星智学リーディング。

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