光の子育て
生きる力のたっぷりな子になーれ!
中学・高校生の光

「野獣に変えられた王子様」の孤独

十二歳の変化に伴って

子どもらしい「光」が失われていく…。

以前の素直さ、笑顔、明るさ、好奇心、遊びごころ, あふれ出る愛情…。

一体どこにいってしまったのでしょう?

 

思ったようにいかなかったり戸惑う気持ちから

こちらもイライラや皮肉

小言が増えてしまったりと

このままでは「お母さんの光」までも影を潜めてしまいそう。

 

「触らぬ神に祟りなし」

「まあ、しょうがない」とあきらめの境地に立って

「放っておく」しかないのでしょうか?

 

何をしても、何を言っても、また何もしなくても

全て逆効果にしかならない。

泥沼にはまり込んだように

親子ともども煮詰まってしまいかねません。

 

この時期の子育てを乗り切るためには「美女と野獣」の物語が役にたつかもしれません。

美しく何不自由なく育った王子様は

ある日、自分の傲慢さから

魔女に「野獣」に変えられてしまいました。

 

それからというもの「野獣」は人から恐れられ

誰も知らない深い森の奥で

ひっそりと暮らすようになりました。

「野獣」は人から愛情を受けられるようになるまで

「野獣」のままでいなければなりません。

 

見るだけで身の毛もよだつ「野獣」に

誰が愛情を注いでくれるものでしょう?

「野獣」はその課題の大きさに途方にくれ

ますます孤独に、凶暴に、不信になっていくのでした。

 

この時期の若者は性ホルモンの影響から

こころと身体に大きな変化を経験します。

 

自分のコントロールを超えたところから湧き上がってくる衝動。

その力につきうごされるように従っていく

「動物」のような自分。

 

明るく温かく人々が信頼している「光」の世界は

もう自分の周りには存在しない。

 

誰にも歓迎されない

親にも言えない

「後ろめたさを秘めた自分」の誕生です。

 

今まで経験したこともない変化に戸惑い

精神的にも不安定になりがちなこの時期を

どうやって支えてあげたらいいものでしょう?

 

この変化を大人が理解し

その理解に基づいた導きを与えてあげる。

 

彼らが新しい自分を受け入れ

生きていくのに必要な力を得ていく手助けができたら

親子の関係も深まっていくことでしょう。

 

「野獣」内側に眠る「王子様」を呼び覚ます道は

「野獣」をしっかり理解するところから始まります。

 

「愛情」を「理解」に変える。

それがこの道の第一歩です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ABOUT ME
内山千晶
オレゴン州ポートランドのシュタイナー学校で、小・中学生に20年間日本語を教えてきました。今は教頭として、ポートランドの子どもたちだだけでなく、親御さんや先生方、学校、地域、そして米国ワルドルフ教育全体のサポートをしています。 シダーウッドワルドルフ学校教頭。 アンティオック大学教育部修士課程。 上級ワルドルフ教師のための治療教育課程。 北米ワルドルフ学校協会、学校代表。 北米ワルドルフ学校日本語教師のための研修主催者 人智学精神科学・教育学部門・天文学部門会員。 空間ダイナミックコース終了。 星智学のワークショップ、研修主催。 星智学リーディング。

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